ホーム > RPAを知る >「次世代RPA」導入ガイド 第2回 従来のツールとの違いは…?

「次世代RPA」導入準備ガイド

登場人物の紹介

鈴木
  • 姫川とともにRPAの全社導入を任される
  • 何から着手すべきかわからず悩んでいる
姫川
  • 何ごとにも前向きに取り組む鈴木の同僚
  • RPAは勉強中で、まだあまり詳しくない
アル・ピエール博士
  • RPAのことなら何でも知っているランプの精
  • RPAで困っている人がいるとぼわんと現れる

登場人物の紹介

鈴木

  • 姫川とともにRPAの全社導入を任される
  • 何から着手すべきかわからず悩んでいる

姫川

  • 何ごとにも前向きに取り組む鈴木の同僚
  • RPAは勉強中で、まだあまり詳しくない

アル・ピエール博士

  • RPAのことなら何でも知っているランプの精
  • RPAで困っている人がいるとぼわんと現れる

「次世代RPA」は、どこがどう違うのか?

前回は、そもそも「次世代RPA」とは何かについて説明したが、ちゃんと覚えているかな?

はい。「サーバ型RPA」「AI」「Analytics」の3つで構成されているというお話でしたよね

そうじゃ。さて、2回目となる今回は「従来のツールとの違い」についてじゃ
次世代と従来、どこがどう違うのか興味があります!
結論から言うと、全社での大規模な活用を前提とした「次世代RPA」には、従来のツールとは異なる特徴がある。その特徴とは……「実装」「実行」「拡張」の3つじゃ
「次世代RPA」に欠かせない3つの柱
また3つですかー
なんじゃ。3つじゃ。わかりやすいじゃろうが。では、ひとつひとつ説明していこうかの

その1、すぐに「実装」できること

1つ目は「実装」。使い勝手の良さじゃな。例えば、ITに詳しい人じゃないと扱えない難解なシステムを一般のユーザーが利用するかというと…
しないです。最初のうちはIT担当者とかにお願いしてやってもらうかもしれないですけど、だんだん面倒になって…
「次世代RPA」は、プログラミングの知識が不要で、基本的にはドラッグ アンド ドロップのシンプルな操作でビジネスプロセスを自動化することができるんじゃ
一般のユーザーでも? 簡単に?
そうじゃ。それから一般のユーザーにはちと難しい部分はIT担当者があらかじめ部品化しておくことも可能じゃ。他で作られたデジタルワークフォースをインターネット上からダウンロードして使うことなんかもできるのじゃ

その2、簡単に「実行」できること

2つ目は「実行」じゃ。企業システムの導入というと、本稼働までに長い期間を要するのが普通じゃろう?
そうですね。何だかんだで、半年くらいは必要なイメージがあります
それが「次世代RPA」の場合、わずか数週間で導入し、本稼働を実現することができる。準備期間が短くて済み、企業はRPA導入によるメリットをより早く享受することが可能じゃ
数週間ですか…早いですね
しかも、既存のビジネスプロセスを変更したり、使用するシステムやアプリケーションを変更する必要もない
面倒な変更作業がないのは素晴らしいですね
だから、より早くよりスムーズに導入できるというわけじゃ

その3、柔軟に「拡張」できること

最後は、「拡張」でしたよね?
そうじゃ。「柔軟性」と言い換えた方がわかりやすいかもしれんな。組織の需要の変化に応じてデジタルワークフォースを「起動」したり「停止」したり、規模を「拡張」することができる。ユーザー自身が必要なデジタルワークフォースの数を判断し、必要に応じて即座に導入できるのじゃ
それならビジネスの変化にも柔軟に対応できそう
デジタルトランスフォーメーション (DX) に取り組む企業が増える中、変化のスピードはますます速くなってきておる。当然RPAも変化にすばやく柔軟に対応できる必要があるんじゃ。「次世代RPA」はクラウドで提供されるケースも増えてきておるので、すぐに使い始める、すばやく「拡張」することが可能になっておるんじゃ
そのためにも、すぐに「実装」し、誰でも簡単に「実行」できて、必要に応じて柔軟に「拡張」できる。この3つが大切ということですね
その通り。スムーズな立ち上げから段階的な拡張、そして全社展開へ。RPAの全社導入を成功させたいのなら、この3つは重要なポイントじゃ……おっと、そろそろランプの中に戻る時間じゃな
大変です、博士! 似たようなランプが2つあるんですが、どちらが博士のランプですか?
ワシのは……こっちじゃ。いやこっちかもしれん。うーん、どっちじゃ?

第3回「あらゆる場所に導入できるって本当?」につづく
(次回は 7月22日 公開予定です)