内閣府が、RPAツールの本格利用を開始

2020/04/20 ニュース, 導入事例



 内閣府は、オートメーション・エニウェアのRPAツール「Automation Anywhere Enterprise」を採用し、2020年4月から同庁内で本格稼働させる。オートメーション・エニウェア・ジャパンが2020年2月5日発表した。

 「Automation Anywhere Enterprise」の導入に先立ち、同庁大臣官房サイバーセキュリティ・情報化推進室において試験運用を実施。その結果、同製品で稼働するソフトウェアロボット(Bot)の暗号化機能とログ管理機能のセキュリティ対応が高度であることや職員自身がBotを作成して運用できる利便性が評価された。

 オートメーション・エニウェアは、ソフトウェアロボット(Bot)を使用した業務プロセス自動化(RPA)分野で、グローバルで製品サービスを提供している企業。同社は1,200社のパートナーネットワークとともに40カ国で販売し、世界のさまざまな業界に対し支援を行っている。同社の自動化プラットフォームはWebベース、クラウドネイティブで、RPAとAI、機械学習と分析などの機能を組み合わせて構築されており、自動化を短時間の準備でスタートさせて、広い組織に展開できる。

 「Automation Anywhere Enterprise」は、エンタープライズクラスのRPAに必須の機能を搭載しており、暗号化とセキュリティはもちろん、リアルタイムのアナリティクスを活用して業務とビジネスのメトリクスを分析および予測し、データ駆動型のボットを構築できる。また、デジタルワークフォースと実際の従業員の業務を最適化して優先順位を付け、変化の激しいサービスレベルアグリーメント (SLA) の要求を満たすことができる。さらに、依存性のサポート、包括的なバージョン管理、およびロールバック機能を活用し、ボットを継続的にテストして導入できるというメリットもある。