日本におけるRPAは幻滅期を抜けて普及が進む

2020/09/11 ニュース



 Gartnerは10日に発表した『日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年』にて、幻滅期にあるロボティック・プロセス・オートメーションは谷底を脱し、本格的な普及期に移り始めたと発表した。

 COVID-19の影響を受けた業務コスト削減やリモートワーク実現のための施策として、RPAによる業務自動化をいっそう加速させる動きが見られるため、適用領域は予想以上のスピードで拡大する可能性があるとのこと。

 日本のRPA市場の成長と大規模化により参入ベンダーが増え、ベンダー間の競争も激化おり、また、一部にはRPAの継続利用を見直す企業が見られるものの、多くの企業はRPAの実態を理解し、過剰な期待を抱くことなく、RPAや関連隣接領域のベンダーやテクノロジの動向を注視しながら、同テクノロジの適用範囲の拡大について現実的な取り組みを始めているとGartnerでは評価している。

 

※ ガートナー、「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表