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オートメーション・エニウェアのOCRソリューション『IQ Bot』でコージェントラボのTegakiエンジンが利用可能に

2021/01/14 スライダー, ニュース



 オートメーション・エニウェアとコージェントラボは14日、オートメーション・エニウェアのAIソリューション「IQ Bot」とコージェントラボのAI OCRサービス「Tegaki」を連携させたソリューションを2月1日から提供開始すると発表した。

 両社は2019年6月にAI/OCR/RPAを活用したインテリジェントオートメーションの分野で技術提携を発表していたが、今回IQ Botが内蔵するOCRエンジンの選択肢に「Tegaki」が正式に加わったことで、手書きを含む日本語と韓国語の活字書類のデータを高い精度で抽出することが可能となったという。

 IQ Botは、異なる書式の書類のデータを構造化して読み取り、紙を扱う業務を含めた自動化を一つのRPAプラットフォーム「Automation Anywhere Enterprise A2019」の中でできるようにするソリューションであり、OCRソリューションで一般的に課題となる、異なる書式や手書き帳票が混在する準定型帳票を読み込もうとする場合に強い。

 コージェントラボが提供するTegakiエンジンは、2017年8月にサービス提供が開始され、ディープラーニング技術を活用した読み取り精度の継続的な向上、言語モデルの拡張による読み取り精度の向上、活字・手書き文字、チェックボックス、丸囲い文字すべてに対応する利便性などを特長としている。

 この1年間は特に新型コロナ禍でのリモートワークの必要性からペーパーレス化が進んでおり、企業や行政、公共、教育機関などで大量に扱われる紙の書類のデジタル化を行う上で、準定型帳票や手書き文字についても精度の高い認識率が求められている。紙書類のデジタル化は、その後につながる業務プロセスの自動化、効率化を行う上でも重要な鍵を握っている。