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WinActor Ver.7.2.0が販売開始、初心者向けノーコードエディタ「WinActor Storyboard」などを提供

2021/01/28 ニュース



 NTTアドバンステクノロジは27日、WinActorの最新版Ver.7.2.0を同日から販売開始すると発表した。Ver.7.2.0の新機能として、初心者の方でもわかりやすく、直観的に部品を並べるだけで簡単にシナリオ作成できるノーコードエディタ「WinActor Storyboard」の搭載などが行われる。

開発環境にはスキルレベルに応じて3種類のエディタ

 WinActorは2020年1月に販売開始された Ver.7.0.0リリースで、 それまでのVer. 6.xのJavaベースから.NET Frameworkに、完全にコードベースを書き直した。ユーザーインターフェイスを刷新しつつ、従来のシナリオエディタ (標準エディタ)と、2020年8月のVer.7.1.0でのプログラマ向けの高度な開発環境を提供、シナリオのフローチャートに対応するWinActor Scenario Script (WSS) と呼ばれる新たなプログラム言語でも記述できるようにしていた。

 今回のVer.7.2.0で、より初心者に特化したノーコードエディタ「WinActor Storyboard (WSB)」を提供することで、VBScriptの利用も難しい全くの初心者にも対応する。作業単位ごとにあらかじめ用意された部品である「シナリオポッド」を選択して並べる方式である。

オンラインライブラリ「WinActor Brain Cloud Library」の拡張などの新機能

 WinActorのシナリオ作成に便利な1,600種類以上のライブラリから、必要な部品を検索して 簡単にシナリオに挿入できる「WinActor Brain Cloud Library」を各ちゅし、WinActor自体のアップデートにも利用できるようになった。

 

 合わせて、Microsoft UI Automationを利用したオブジェクト認識、Chromium版Microsoft Edgeの自動記録モードへの対応、画像認識機能WinActorEyeの機能向上、スクリーンセーバー解除機能など、いくつかの便利な新機能が追加された。

 同時に、 NTTアドバンステクノロジは導入社数が6,000社を突破したことを発表した。