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IFTTTが無料プランを縮小、無料iPaaSユーザーの移行が進むか?

2020/10/08 ニュース



  IFTTTは9月中旬に有料のIFTTT Proプランを披露し、無料プランは最大3つのアプレットまでに制限すると発表した。有料プランは月額9.99ドルだが、利用者側が最初の一年間の価格を設定できる特別オファーが10月7日で期限切れとなり、いよいよ本格的に有料プランが開始される。

 クラウド統合プラットフォーム iPaaS (アイパース) の草分け的存在であるIFTTTユーザーは10年近くにわたり無料プランで大きな恩恵を受けてきたが、今後有料プランに移行するユーザーがどれくらいいるかは不透明だ。同等の無料プランがある別のサービスに移行を検討するユーザーも多いであろうし、有料にするならMicrosoft Power AutomateやZapierといった他のiPaaSツールに移行するユーザーもいるだろう。IFTTTの大きな方針転換を受けて、IFTTTユーザーの今後の動向が注目される。

 

iPaaS (アイパース) とは? RPAとの違いは?

 

 企業も慈善事業ではないため、無料でツールを提供していても突如有料プランになる可能性もあり得る。RPAの世界でもWorkFusionの Intelligent Automation Cloud Expressに含まれていた無料バージョンWorkFusion Studio (旧RPA Express)が、2020年4月に突如ダウンロード提供が終了した例がある。